読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

天才上野堂の自伝マップ心理療法【講座】 

誰の真似でもないキミだけの生き方は、過去の自分自身が一番知っている

天才上野堂の自伝マップ心理療法(46)

≪平成元年8月5日≫
今日は下調べの日。

もちろん、またゴムボートで本土まで帰るつもりだ。
港のフェリー乗り場で今治沖の島々の地図を集める。

おそらく明日渡るこの場所が、この冒険の最難関であろう。
日本三大急潮の一つ来島海峡が待っているのだ。
時には直径10メートルの渦潮が巻くという。
さらには、沖合いは船銀座と呼ばれるほど船の通りが激しいらしい。
 
図書館で地図のコピーもした。
また、地元がこの町である大学の友達が丁度帰省していたので
会って、車を使わせてもらいドライブがてら出発地の下見などもした。
 
当然渦の巻く所は渡れないので、渦とは離れた所から出航しなければならない。
結局今治市内から30分ほど車で北上した西浦から行く事にした。
 
 
そこにいた猟師さんに潮の流れを聞いた。
明日の計画を話すと、
エンジン付の船で行くのも怖いくらいなのに、とビビッていた。
 

そうして、下調べも終わり友達と別れて今治の町をぶらついた。

今日は土曜日なので夜店が出ていて、金魚すくい、綿菓子屋など賑わっている。
女の人の浴衣姿が目に付く。

時折聞こえてくる関西なまりっぽいここら辺の方言が、可愛らしい。
 
 
明日また本線航路の大型船と対決するのかと思うと気が重いが、やるしかない。
来たからには帰らなければならぬ。

辛いところだ。
昨晩と同じ公園で眠りについた。
 
 
ココログ:天才上野堂の自伝マップ心理療法(47)につづく≫